無職で引きこもりからの逆転人生


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アイキャッチに使えそうなインタビュー中の風景


現在、40代半ばの年齢になった。

正社員として一般企業に勤めているサラリーマンをしている。

収入も、平均所得より少し多いくらいの給与を貰い
周囲と比べても、かなり恵まれた良い環境の中で働いている。

そして今は、時々はゆっくりしたいと思うほどに、

いつの間にか、常に周りに人がいるような環境になっていた。

 
気が付いてみたら、人から羨ましがられる立場になった。

だが、恵まれているとはいっても、特に裕福でもなく、

普通の会社員、普通の生活環境だと、自分では思っている。

 

しかし、社会人として最初からそうだった訳では無い。

むしろ他人よりも、相当遠回りして今の環境を手に入れた。

それまでの自分は、この「普通に」と言えるような環境とは、

全くと言ってよい程、到底縁のない人生だった。

逆に世間でいうところの「普通」より、かなり悪い環境の中で、

ずっと一人ボッチで子供の頃から生きてきた。


それも、相当長い期間だ。

 

初めて働き始めたのは、15歳だった。

それからは、不安定な環境で働き続けることが多かった。

いつも仕事を掛け持ちし、朝から晩まで働き続け、
辛く苦しい毎日に、生きるのが嫌で仕方が無かった。

無職から引きこもりになって、希望もヘッタくれも無く、
死んだ方がマシのような時期もあった。

きっと自分には「老後」なんて無くて、死ぬまで働き続けて、
最後には孤独死が待ってるんだろうな。

いつもいつも、頭の中で漠然と考え続け、
今までの人生の大半を生きてきた。

世間の楽しいニュースや、明るい話題を見聞きするたびに、
いつも自分には関係ないことだと思っていた。

だから今でも、時々、経済ニュースなどで非正規社員とか、
低賃金、引きこもりで行き場を無くした話とか、氷河期世代など、

そういう言葉を聞くたびに、本当に身につまされる。

かつての自分も、変わらない現実に人生を諦めて、
前向きな気持ちを持つことさえ出来なくなっていた。

そんな頃感じていた、どうすることも出来ない絶望感と

暗澹たる気持ちで過ごしていた毎日を思い出すからだ。


だが、そんな人生にも、転機はあった。


突然に歯車は動き出し、瞬く間に環境は変わっていった。

経済面の改善もそうだが、交友関係も、昔とは比較にならない程の
広がりを持つようになった。

今は、周囲の人間に「いじめられて、人が嫌いだったんだ」とか
「人づきあいがとても苦手だったんだ」と言っても、

誰も信じてくれない程だ。

その苦手だった人間関係も、昔では想像もしたことが無いくらい、
本当に考えられないくらいの広がりを持つようになった。

それも、収入面や社会的地位など、今現在においても
自分よりも数倍から数十倍以上の隔たりがある人たちである。


企業経営者、医師や士業、伝統芸能や伝統工芸に携わる方々など、
「え?こんな職業もあったんだ!」と思うような方々も含め、

普通の暮らしでは絶対に関わることが無いような人たち。


そういった面々と、当たり前に友人として付き合うようになった。

いわゆる「成功者」と呼ばれるような人たちには、共通点がある。

本当に、明るい人たちが多いのである。

だから、彼らと付き合うことで、必然的に外出が増えた。

 

休みの日になると、国内外の旅行に誘われたり、食事会や観劇会、
展覧会や茶会などに誘われ、そこでまた知り合いが増えていく。

関わるほどに、ドンドンと交友の輪が常に広がっていくのだ。

時々、どうしても日程が合わないこともあるし、
予定が決まっているときもある。

そんな時は、どうしようかと思案し、誘いを断るのにも一苦労だ。

この、「迷う」という事が、楽しいことだと初めて知った。

かつての自分は、物事を決めるときに「迷う」という事が、
決断力や判断力のない、悪い事だと思っていた。

長い間「迷う」という感情が、常に、方向性の定まらない、
不安定で苦しみに満ちたものだった。

しかし、繰り返しになるが、今から、ほんの10年程前までは
そうじゃなかった。

むしろ、今とは真逆の生活だった。

そして、それが今の状態に変わったのも、まだ7.8年程度だ。

しかも、変わり始めてからのスピードは速かった。

人間関係は1年ほどで、ガラリと変わってしまった。

なぜ、そうなったのか、それは私個人の事だけなのか?

他の人では出来ないことなのか?

決して、そんなことは無いし、誰でもできると思っている。

それをブログで書いていきたい。


管理人 琴峰 一歩      プロフィール

Revtank Outtakes

現在、アラフォーの年齢になった。

10代は、いじめや人間関係に悩み、
苦しみ続ける孤独な毎日だった。

20代では、不安定な経済力や仕事で苦労し、不安な毎日を過ごした。

30代に入り、無職も経験した。
本当に人生を変えたかった。

人生を変える為に、やりたい事、 挑戦したい事は沢山あった。

ただ、それに反比例して、
どうしようもなくお金が無かった。

だから、お金を使わずにできる事。

自分自身の考え方を変えた。

まず、悩み続けた不安定な経済力、雇用関係が変わった。

次に、苦手だった人付き合いが
嘘のように活発になった。

長い間、変わらなかった現実が
突然ガラリと変わった。

今は、新しい人生の夢に向かい、
挑んでいる。

そして、それは少しづつ実現中だ。

 

 

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