職場での陰湿な仲間外れというのは、
精神的に辛いし、心が踏みつけられるように
毎日が辛く、苦しいだけのものになる。
以前にも書いたが、
私はせっかく正社員で雇用された職場で
ひどいパワハラに遭遇した。
結果、私は職場を退職してしまった。
毎日怒鳴られて、つるし上げられ
仕事の成果は奪われ、無かったことにされて
無能扱いされる。
今から思い出しても、よく私は耐えたなぁ・・
などと、ちょっと感心してしまう。
コンプライアンスが浸透した今の社会では
ちょっと考えられないような暴力、暴言などは
私は過去に色々と体験はしてきた。
最近は、コンプライアンスが社会に浸透してきた関係で
ちょっとしたことでもすぐにパワハラやセクハラなど、
ハラスメント行為として、やり玉に上がりがちだ。
それはそれで、良い部分ではあると思う。
だがしかし、コンプライアンスが浸透しただけでは
職場での人間関係にまつわる問題が無くなったわけではない。
むしろ、目に見えてわかりやすい問題というより
もっと根が深い陰湿なものになった気がする。
以前から、実際に職場でのいじめを受けた体験者から
よく聞いた話だが、巧妙な職場での仲間外れがある。
「業務中に私語は慎む」という、常識的な職場なら
どこでも、誰でも言いそうな事を逆手にとって、
一方的に特定の人間を「ハミゴ」にするやり方だ。
はたから見ると「仲間外れにしてる?」と思っても、
「業務中の私語は慎んでいるだけです」と相手から反論されると
上司も注意しにくい。
結果、「ハミゴ」にされた人間は、実に巧妙に職場内で孤立させられ
業務中の私語どころか、通常業務にも支障をきたすようになり
結果として、精神的に参ってしまい退職するケースもある。
この「精神的にこたえる」というのは、
後あとまで、人によってはずっと尾をひくし
場合によっては、人生そのものを狂わせることもある。
心は目に見えないだけに、一度傷つけたり壊れたりすると
なかなか治りにくいし、治らない場合だってある。
でも、そんな陰湿な嫌がらせや、いじめの話は
よく耳にするようになった。
「職場は働きに来る場所であって、友達を作る場所ではない」
そういう意見もあるし、私もある程度は理解できる。
ただ、せっかく働きに来ているのであれば
少しでも楽しく働きたいし、職場環境は居心地が良い場所でありたい。
特に一日の大半を過ごす会社という世界で(学校も同じだが)
他人との摩擦は、ただただ辛いだけで一日が終わってしまう。
そして、そういう一日を積み重ねていくと
年中つまらなく、苦しい毎日を過ごしていることになり、
それが数年続くと、もう人生がつまらなく苦しいと思うようになる。
最近は、コロナの関係でなかなか仕事も無いし
辞めたくても、仕事をやめられない状況ばかりだと思う。
でも、そこで仕事を辞めなかったら、
絶対数年後には後悔している可能性は高いと思う。
また、そんな生活を続けていたら毎日がつらくて
自分自身の人生そのものを辞めたくなっているかもしれない。
別に会社を辞める事は悪い事ではないし、
今いる会社を辞めたって、働くことを辞めるわけじゃない。
どうしても、人生賭けてやりたい仕事がその職場にある!
というなら話は別だが、そういうことは少ない。
どこの土地に行っても、同じような仕事はあるし、
どこの会社に行っても、同じように働くことは出来る。
むしろ、自分に害を及ぼすような人間がいる場所で
すき好んで毎日顔を合わせて働く必要性は、私は感じない。
逆に、さっさと見切りをつけて、
やり直す気力と体力が残っているうちに
再挑戦するべきだと、個人的には思う。
ズルズルと、切るべき人間や場所にこだわって、
消耗しきった時には、もう擦り切れたボロ雑巾のような状態。
そうなっては、もうまともにやり直しも出来ないし、
まともな判断力も無くなっている。
そんなクダラナイいじめをしてくる人間のせいで
自分の大切な人生を狂わされるなんて、あって良いわけがない。
と、私はいつも思っている。
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