「時間が無い」という人達


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時々「時間が無い」と主張する人間に対して、
「時間は作るものだ」という反論を聞くことが多々ある。

そこで、自分の周囲で「時間が無い」と言っている人間を
よく見ると、ある共通した特徴を持っていた。

一番目立つのは、環境や他人へのマイナスの感情からくる拘りや
関心事で、時間を無駄に使っていることが多い人達ばかりだった。

分かりやすいのは、文句や愚痴ばかり言っている人だ。

自らは何も行動しない人間に限って、評論家のように
周囲の環境や人間を批評し、文句をいったり愚痴をこぼしている。

別に基本的に文句や愚痴は悪いとは思っていない。
私自身も結構文句も言うし、愚痴もこぼすからだ。

だが、彼らはそれに囚われ過ぎているのだ。

本人に直接関係が無いことまで気にしては、
勝手に怒りをぶちまけては、ギャースカ騒いでいる。

不思議なもので、そういう人間に対しては、
その人が怒ったり文句を言ったりするような事柄が
次々と起きてばかりいる。

そして、さらに余計にブーブーと文句を言っているのだ。

人間の集中力とかやる気なんてPCのリソースと同じだと思っている。

使わなくてもいい余計なソフトを常時動かしていたら、
肝心の使いたいソフトの動きが悪くなったりするのと同じだ。

最後は、PCを再起動しなければならなくなる。

つまり、愚痴や文句に自分の気力・体力を使ってしまい、
肝心のやるべき作業には、既に息切れしてしまっている状態なのだ。

当然、スムーズに作業している側と比べれば、
断然に作業効率が悪いから、時間がどんどん押してくる。

そして結局は最後に間に合わなくなる。

自らの招いた事態が「時間が無い」という結果だという事に
何故か気が付かず、自分の現状にますます怒りを増幅させている。



逆に、時間がある人間とでもいうか、
「時間がない」などと言わない人間をみてみると、
これも、とても分かりやすい。

まず、愚痴や文句を言いたくなる事柄に対して、
完全に気持ちを割り切っている場合が多い。

「確かに腹は立つけど、自分ではどうしようもない事」とか、
「ムカつくけど、文句をいっても解決しないから」などと、
かなりドライな対応をしている。

だからと言って、決して問題に対して諦めていたり無関心ではなく、
すぐさま解決したり、解消したり改善する事ではないと
考えているのだ。

そして、やる事に集中し、早くやる事を終わらせて
腹が立つ環境(例えば会社自体や、プロジェクトなど)から
いち早く身を遠ざけている。

少なくとも、私の周りにいる人間で、そう言う人間は
サクサクと素早く仕事を片付けて、ほとんど残業すらしないで帰る。


一方、常に残業をするレギュラーメンバーをみれば、
不思議と日常的に、文句を言っている連中ばかりだ。


これは実に負の連鎖に他ならない。
 
何故なら、まず色々な事に意識が向いてしまい、気が散ってしまう。

その結果、集中力が切れてしまい、文句や愚痴で気力体力が減ることで
本来やる事に力が発揮できない。

その影響で、充分なパフォーマンスを発揮できないまま
業務完了の期限を迎えて、時間切れになる。

だが、やるべき業務は時間切れでは済まされない。

結果として、残業してでも終わらせなければならなくなる。

すると、帰宅が遅くなり休息時間が減る。

休息時間が減れば、心身ともに疲労感が残り、
翌日も疲れた状態で仕事を始めねばならなくなる。

朝から既に疲れた状態にあるから、余計に効率は悪いし文句も増える。

効率が悪い状態は、とかく気持ちが揺れがちになり、
くだらない事にイラついたりする。

すると、またどうでも良いことに気持ちが奪われて・・・
 
これを毎日毎日、延々と繰り返していくのである。


そうなってくると「時間が無い」というのは、
完全に、その人間個人の問題になってくる。

そして「時間は作るもの」だという事に対しては、
とても理解できる。

ここまで書いていて、実は私もずっと長い間「時間が無い」と
ブーブー文句を垂れていた側にいた。



それが変わったのは、以前に別の記事でも書いたが
厳しい女性上司のアドバイスを受けて、どうでもいい事には
気力を振り分けないようにした。

最初は、難しいし無理だと思った。
だが、コツさえつかめば簡単だった。

その結果、時間が作れるようになったという経緯があったのだ。

色々と気になっていたことを、すべて「どうでもいい事」として
振り分けてしまった効果は大きく、業務の効率が向上した。

そして、色々な無駄だと思う事を気にしなくなっても、
別に実際の生活にはなんら支障を来すことも無く、
困ることも無かった。

結局、今まで気になって重大事に考えていた多くの事柄が、
実際には私にとって取るに足らない「どうでもいい事」だったのだ。

時間が作れるようになった事で、自分の可処分時間が増え、
生活全般に大きな利益をもたらした。

まず残業が減り、愚痴や文句も減って、逆に余暇が増えた。

そして何よりも腹が立ったり、イラついたりする事が減って、
無駄に神経をすり減らしたり、疲弊することが少なくなった。

もし、自分が今より生活を充実させたいなら、実に話は簡単だ。

それが出来ない理由に時間が無い、もしくは足らないと思っているなら、
実際に試してみる価値は十分にある。

考え方を変えるだけで、お金はかからない。
「時間が無い」なら「時間を作ればいい」だけなのだから。

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管理人 琴峰 一歩      プロフィール

Revtank Outtakes

現在、アラフォーの年齢になった。

10代は、いじめや人間関係に悩み、
苦しみ続ける孤独な毎日だった。

20代では、不安定な経済力や仕事で苦労し、不安な毎日を過ごした。

30代に入り、無職も経験した。
本当に人生を変えたかった。

人生を変える為に、やりたい事、 挑戦したい事は沢山あった。

ただ、それに反比例して、
どうしようもなくお金が無かった。

だから、お金を使わずにできる事。

自分自身の考え方を変えた。

まず、悩み続けた不安定な経済力、雇用関係が変わった。

次に、苦手だった人付き合いが
嘘のように活発になった。

長い間、変わらなかった現実が
突然ガラリと変わった。

今は、新しい人生の夢に向かい、
挑んでいる。

そして、それは少しづつ実現中だ。

 

 

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